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The Covers 極上の歌声。歌手としての宮本浩次。

宮本浩次
画像出典:縦横無尽 オフィシャルサイト
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どーも、鬼畜エレファントカシマシファンのJohnnyです。

今日は、先日10月24日(日)に放送された、NHK BS「The Covers」での宮本浩次の歌唱について、記事を書きたいと想います。

宇宙一最高なカバー「春なのに」

宮本浩次の3rd Album「縦横無尽」が、発売になって、オレ達ファン以外の一般の方に、興味を持ってもらうにはどうしたら良いんだろう?と、一通りアルバムを聴いて考えてました。このアルバムの中で、一番宮本浩次の歌手としての良さが分かり易かった曲が、この「春なのに」のカバーだったんですよね。一聴した時、本当に素晴らしくて、涙が出ました。オレ、この曲聴いたことなかったのにですよ。懐かしいとか、名曲とか、そうゆう情報なかったのに、めちゃくちゃ感動したんですよね。これは、沢山の方に聴いて頂きたい。そう考えて、Twitterでは、この曲推しで定期的に宣伝していたんですけど、「The Covers」での歌唱も、素晴らしかったです。

切なさと悲しみの中にも、清らかさがあり、またサビは力強く歌が入ってくる。こんなに、極上なカバーがあるだろうか、こんなに情緒豊かに、楽曲の世界を表現出来た歌手が居ただろうか。サビが絶唱なんだけど、うるさくなくて、魂鷲掴みにされて、目の前に迫ってくるような声。ロングトーンとハモリの部分が、耳にビリビリ来る。何なんだ?この歌唱力は…ハモリのないところでも、ハモっているようにも聴こえる倍音歌唱で、心が揺さ振られ狂おしくなる。エゲツないカバー、国宝級。国宝指定で。

Mステで1番だけ歌いましたけど、あれじゃ魅力伝わらん。ちゃんとカバーズみたいに、弦楽器演奏、フル尺にしてくれんと。カバーズさん、いつも楽曲と宮本浩次を大事に扱って下さって、本当にありがとうございます。もう、Mステは出らんで良いと想ったくらい。Mステはお祭り感強くてなんともね。CDTVの方が毎回フル尺で扱って下さるし、宮本浩次への期待値も高い気がしてる。あ、ミヤジって、歌唱力もちろんエゲツないんですけど、カバーが素晴らしいっていうことは、表現力が長けてるってことなんだと想うんですよね。この「春なのに」を聴いて、必ずカバーアルバム第2弾を出してほしいと切に願う。できれば、第3弾、4弾、死ぬまでよろしく頼みたい。

宇宙一”純”なカバー「First Love」

同じ見出しになっちゃいましたけど、本当に宇宙一素晴らしいので。宮本浩次カバーアルバム「ROMANCE」で、唯一90年代のヒット曲となった、宇多田ヒカルの「First Love」。オレはドンピシャ世代で、大好きなんですが、この曲を50代で歌って、こんなに初々しい感じを表現出来るのかということに、驚きを隠せなかったんですけど、今回のカバーも素晴らしかったです。ミヤジの良さってやっぱり、バラードが一番伝わりやすいと想うんですよね。胸にグッとくる。

 

 

「The Covers」での歌唱は、不思議なんですけど、サムライ感があるのに清いっていう。戦地にて、愛しい人を想う兵士にも見えれば、純粋な少女にも見える。宮本浩次の中に色んな人格が眠ってるんじゃないかと想わせるような、表現力でした。そして、演出やセットが綺麗で、より一層曲の世界観を引き出してくださってる感じがしました。「The Covers」って、「ROMANCE」の原点みたいな番組ですし、いつも宮本浩次に対する期待と敬意が伝わって、嬉しいんですよね。いろんな宮本浩次を引き出してくださって、有難うございますしかないです。

ミヤジがこの曲、「初めて歌った」って言ってましたけど、おそらく”フルで歌うのは初めて”っていう意味だと想います。他の番組でも歌ってますからね。それにしても、ファルセット綺麗に伸びてるし、英語の発音も思いのほかスキルアップしている気がする。ファルセット、こねくり回さずに、ストレートにロングトーンで伸ばしていると本当に美しくて、聴いてて気持ちいい。あと、この曲の解釈で、「この彼女は、キスもタバコのフレイバーも知らないんじゃないか?」っていう解釈、ミヤジらしすぎて惚れた(惚れてる)。

「浮世小路のBlues」どハマり


この前、コンサートで生で聴いたんですけど、想像の100倍格好いいですよ!っていうか、凄いんです歌が!THE ロック歌手!回を追う毎にパワーアップしてて、声と演奏(特にドラム)がお腹に響くというか、昇天します!発売当初は、ちょっと分かりずらい楽曲なのかな?と想っていて。でも曲名も、歌詞も、メロディも宮本浩次らしさ全開で、逆に宮本浩次にしか作れない楽曲になってるんですけど。歌謡要素とロックの融合の話をされてましたけど、そのスタンスを日本で確立した第一人者だと想うんですよね。エレカシ初期は売れなかったけど。

生で聴くと、余計にこの凄さがわかるというか、「これは宮本浩次にしか歌えねぇな」「ニュー仲間達じゃないと出せないな」っていう凄みがあります。エレファントカシマシでいうと「奴隷天国」のコンサートにおける格好良さに匹敵するというか。オレ、頭抱えて痺れました。今回「The Covers」のギターは名越さんじゃなかったですね。長田進さん。最初のギターの入りカッコよかったな。あと、宮本浩次の「古への」の歌い方が、ちゃんと「いにしへ」でした。低音から高音に掘るようにガナって歌うのに、はっきり発音して正確に歌える人他にいない。凄いです。

なんでかんだでめっちゃ好きになった楽曲です。皆さんも、コンサートで生で聴いて度肝抜かれてほしい。

「The Covers」と宮本浩次は抜群の相性

「別冊 カドカワ」で、この番組の総合演出の方が、宮本浩次のことを、

リハーサルが120%の力だとしたら、本番は1000%ぐらい出る

っておっしゃって下さってたんですけど、とことんライブ向きなんだと想うんですよね。また、カバー曲のようにもともと”型”のあるものを宮本浩次の色で表現するのが得意なんじゃないか?とも想っていまして、役者とかも向いてると想う。

何はともあれ、今回の放送で、最初に今まで「The Covers」で、宮本浩次がカバーした数々のカバー曲の映像が流れたんですけど、なんか妙に感動しまして…こんなに短期間で、こんなに沢山のカバーをしたんですね…おじさん。と、感慨深かった。マジで、番組に感謝です。企画とか打診がないと、本人もカバーしようとは想わなったでしょうし。これからも、また呼んで頂きたいです。

また、毎回リリーさんの冷静な分析と、感想がとても好きで、「ロックオペラ聴いてるよう」ってご発言ありましたが、前からオレもそれは想ってて「縦横無尽」に入ってる「rain-愛だけを信じて-」を聴いてると、ミュージカルで朝ドラ風主人公が、回転しながらフィナーレで大熱唱してるシーンが浮かんだんですよね。コンサートもそんな感じで、感情こもってて感動するんですよ!

11月4日(木)は、NHK「SONGS」に出演します。そういえば、そろそろ紅白の発表時期でもあります。今年年明けに、悔しすぎて、何がなんでも今年は絶対出てくれ!呟いたんですけど、出てほしいですね…。去年はコロナ禍もあり、不安定な年末、正月でしたから、今年は幸福感に包まれた、感動的な年末年始を過ごしたいものです。エレファントカシマシが出た5年前も本当に幸せだったな。NHKさん、どうかお願い致します。

Johhny

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P.S.

これも大分前から言ってるんですが、ミュージカル映画の吹き替えやってほしいんですよね。ピクサーとか、ディズニーの…(規模感デカイ)。マジで、関係者各位の皆さん。歌唱力抜群、イケボ宮本浩次の抜擢お願い致します。大バズりするに違いない。明日は、宮本浩次、日本全国縦横無尽ツアー4日目。米子コンベンションセンターでのコンサートですね。こちらも、楽しみです!

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ジョニーの小言
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