どーも、鬼畜エレファントカシマシファンのJohnnyです😁
お久しぶりです。皆さんお元気にされていましたでしょうか?オレは元気です。プライベートが忙しかったのでブログの更新が滞ってます。Twitterまず見てない。前回のブログから早4ヶ月…スミマセン。みんな寂しかったでしょ?(だまれ)
あと、Twitterって今更ですけどオレを筆頭に変な人しか居ないじゃないですか?(笑)ですので、Twitterは新譜とかリリース時の宣伝用として活用していきたいと想います。
エレカシ野音2022から気づけば1ケ月。早かったわ。もう色んな感想があったんですけど、この感想をすぐに記事にするのを躊躇ったので、今日は少しだけお話したいと想います。お付き合いください。
エレカシ野音2022
今回野音を見て、一言でいえば「超レアで高騰してる急須をショーケース越しに見てる感覚」だったんですよね。なんていうか、エレカシが野音でやることに意味があるというか、極端な話、もう野音でエレカシがやるだけでいいというか…
こんなこと言うと賛否あると想うんですけど、これだけ歴史あるバンドですから、もう35年続けてきただけで充分素晴らしいじゃないかっていう。ミヤジ自身も以前ソロのインタビューで言ってましたけど「エレカシで世間に向けて何かを発信する気はない。それは全部宮本浩次が請け負う」って話でした。
長年、エレファントカシマシのファンをされてきた方にとっては腹立つ話かもしれません。オレも4人が大好きなんで、もちろんエレカシを見たい気持ちはあります。(鬼畜エレファントカシマシファンですから)でも、進化・変化を求めるのは難しいんじゃないかな?と正直想ってたりする。それよりも、「変わらない何か」をエレカシでは見せて欲しいと想った。
進化・変化っていう意味では、たぶん「宮本浩次ソロ」としての可能性は無限にあるんですけど、エレカシとしては、たぶんみんなも想ってるんじゃないですかね?「変わらないでほしい」と。もちろん、大好きなバンドですから、色んな人に知られて、たくさんリスナーが増えたほうが嬉しいんですけど、でもそれをエレカシでやると、ポニキャ以降のエレカシ作品になるんですよね。本当のエレファントカシマシってミヤジ本人も「3枚目までで一度終わってる」と言っていました。
名義がエレファントカシマシっていうだけで、4枚目はミヤジがギターを弾き出したり、バンドの音が極端に絞られてたりします。ソロ作品に近しいものがある。そして、個人的にエレカシ名義の最高傑作は7枚目の「東京の空」だと想ってます。別アカでエレファントカシマシ全曲解説なるものをしてたんですけど、どうも7枚目以降進まなくてですね。8枚目からは明らかにバンドっぽくない感じがするんです。POPというか。(いや、楽曲は好きですし、オレ的には「good morning」めちゃくちゃ好きですが)
そう言う意味では、いまミヤジがソロ活動を経てやっと「悲しみの果ては余技」って言ってた意味が分かるというか…
継続させるためのバンドは終わり
最近分かったんですけど、これって「エレファントカシマシという名義では余技」っていうことだったんだと想う。たぶん、売れるため、広めるため、聴かれるためのソロ名義に近しいことなんじゃないかな。特にポニキャ以降は…
「バンドを継続させるための音楽はやりたくない。そうなってることが一番つらかった」ってミヤジは言ってたんですよ。だから、国宝の重要文化財を壊さないために、ディズニーランドに移転せざるを得なかったみたいな感覚なんですよ(たとえ悪い?)。名義がエレカシと宮本浩次に分かれた今、やっとエレカシはエレファントカシマシを出来るんじゃないかって想うんです。
以上を踏まえたうえで、今回の野音はミヤジがエレファントカシマシしてたんですよ。意味わかります?(笑)
2022年新春はまだ完全なるエレカシって感じじゃなかったんですよね。今回はエレカシファンが求めるエレカシを演じていたという言い方が正しいのかもしれません。等身大のエレファントカシマシというか…で、みんなが求める野音のエレカシって、尖ってたり、怖かったり、触れられなかったり、揺らいだり、グワっていったり、湿っぽかったり、悲しかったり、男らしかったりっていうエレカシ、つまり初期のエレカシに近いんじゃないかって。
だから、エピック期以降の悲しみの果ては余技なんですよ。「みんなが求めてるエレカシじゃないエレカシ」っていう意味では。楽曲としては素晴らしいけど、「みんなが大好きだった青春時代の沸々とした隅田川のギラギラのエレカシって意味では余技だろ?」っていう。今回のセトリは初期多めでしたし。
ただ、実際エピック期をリアルタイムで知ってるエレカシファンって殆ど今いないと想うんですよね。オレも全く知らないですし。だから、野音でやってるエレカシを理解できる人って本当に当時リアルタイムでエレカシの野音を見てた人たちなんだろうなって。
それは、エレカシの4人と当時からのスタッフさんと、例えば当時から客席で見てた人たち、渋谷さんや山崎さんや草野さんや横山健や大根監督や綾部さんや…もう野音ってその人たちの為にやってるだけで意味あると想うんですよ。本当の意味での今のエレカシの良さっていうのは、当時から知ってる人たちだけのものなのかもしれない。エレカシの野音をショーケースの中で見れるのは当時から知ってた人たちだけで、オレたちはそれをショーケースの外から見るしかないんだと。
だから、そのエレファントカシマシから正直、もう変わらないでほしい。
売れるために、試行錯誤して、MCで話すようになったり、打ち込みやってみたり、いろんなプロデューサーつけてやってみたり、常に変化していくのがエレカシだった。それに、ファンもメンバーもきっと振り回された。ずっと続けるために。だけど、いま宮本浩次がソロを初めて、宮本浩次のリスナーが増えた、ファンが増えた。同時にエレカシのリスナーが増えた。
ソロをやった一番の成果は、どんなにエレカシが変化することよりも、ソロ活動をすることにより新しいファンを獲得できたこと。これは本当にすごい。2018年、宮本浩次がソロ活動を始める前からエレカシのツイッターのフォロワーは、2022年現時点で倍になった。なによりも強いエレカシの広報活動はフロントマン宮本浩次の歌だったんだ…かっこよすぎないか!?これ、ガチで。
宮本浩次の歌がエレファントカシマシを守ったんだと想ってる。
だからこれからはもう変わらなくていいような気がしてる。そのままのエレファントカシマシを魅せてほしいなって。ミヤジや石くんや成ちゃんやトミさんが憧れたロックバンドのように、渋公で電気つけっぱなしでコンサートをしたあの頃のような粗削りなままのロックバンド、エレファントカシマシをオレはこれからもショーケースの外で見届けたい。
Johnny😁
(感想はTwitterにお願いします)
P.S.地元のダンナ2017年以来じゃね?ってつぶやいたけど、2020年の野音でやってました。スミマセン(笑)