どーも、鬼畜エレファントカシマシファンのJohnnyです。
第3回目のエレカシコラム、人呼んでエレコラ(呼んでるのはジョニーだけ)。今日は新曲「今を歌え」宇宙初O.A.ですね。ワクワク。なんか、ブログとして書き出すと、句読点の位置と、改行の箇所と全く不明です(笑)日本語合ってる?間違ってる?と、自分に問いかけながらブログを書いてる訳です。
140字の制約の中で生きていた人が、急に無限に文字を書いてイイわよ!それ書け!って言われたら…どうでしょう?長年付き合ったパートナーと別れて、世界中の異性が自分のものだーっと解放感でワクワクするのと同時に、ものすごく不安になる何かに似ている気がしている(何言ってんだろう)…こりゃいかん、独り言が長くなる(笑)
早速、コラムのテーマに参りましょう。ジョニーがこのアカウントを始めたのはたまたまでしたが、これは必然だと想ってます。何せ、ジョニーは日常にあらゆる偶然の必然が多すぎてびっくりするのです。
例えば、頭の中で考えていた人に道でバッタリ会ったり、一緒に買ってないのに、整理番号の前後の人が友達だったりとか。今日はとっつきにくい難しいテーマなので、はっきり言って上手く纏められる自信はない。
うーん、どうだろう。
どこまで行ってもゆくあてのない魂
魂、直結型。
今日は、魂のお話です。かなり偏ったテーマですが、エレカシの音楽を聴いて常に、いつかは必ず誰かに伝えたいと想っていました。エレカシの楽曲と切っても切れないのがこの、“魂”というワードです。歌詞の中に度々登場することはエビバデもご存知のこととは想いますが…。代表的なところでいうと、「Sky is blue」に代表される、
「魂引きずりまわせ!」
でしょうか。パッと浮かんだのはそれでした。さて、ミヤジの魂は何処へやら…。
いつも気になっていたのが、歌うときボディーランゲージが多いこと。そしてそのボディーランゲージは1歩も2歩も先を行くのです。「月」とか「太陽」っていう歌詞があると上を指さしたりしますよね。そして、そのタイミングがいつも早い段階で指している。25周年のライヴDVDで、歌唱中に気になったゴミを取ってみたり、何だかしっちゃかめっちゃかです。観てる分には楽しいのですが…あぁ〜この方は「魂と身体が直結してるんだー」と。
そして、普通の人はそのような意識のないところで生活しているので、魂の声を聴けてない人が多いんです。例えば、「これ食べたい」とか「あれがしたい」など欲望に答えない人たちが多い。勝手に自分でセーブをかけて、魂の声に素直に従わない。すると、どんどん魂の声が聴こえなくなってくるらしいのです。
それは身体と魂のフィルターが詰っている状態で、(詰まると病気になったりするらしい、逆も然り)そのフィルターを綺麗にしておくには「己の魂の声に従う」ということが一番なんですが、ミヤジ先生をハタから見ておりまして、この方は非常にフィルターがクリーンなお方だなぁといつも感心させられております。いうなれば、魂と身体が直結しているお方だと。
おそらくライヴ中が一番研ぎ澄まされている気がする。というか魂が先に動いているように見える時があります。「魂引きずりまわせ」というより「身体が魂に引きずり廻されている」ように見えるんです。
ミヤジ先生の魂は、ミヤジ先生自身も飼いならせてないというか…。とんでもなくブッとんでる魂で、暴れまわってるというか、解りやすく例えれば、ミヤジ先生の魂は「龍」?みたいな。ライブ中に龍が暴れまわっているように見えるのです。だから、1歩も2歩も先に進んでる意識に身体が引きづられる。唄ってる時はグァァァァァって凄い力やエネルギーが出ているというか。
歌詞に垣間見えたヒント
これは全てジョニーの感覚的なお話です。実際どうかは解りませんし、責任持てません(笑)ある種フィクションとして楽しんでくだされば…で、歌詞の中にもヒント諸々なんですが、「東京からまんまで宇宙」とか面白いなぁと想って聴いてました。先生の魂、もう宇宙に行ってます!
心はぐるぐる地平線
東京からまっすぐ世界へ
…
俺が舞い上がる
とか面白い!魂の方は、ミヤジ先生の明日とか、夢とか、宇宙とか、世界とか見えてるんです。だからそっちに連れてこうと必死なんですよ。でも、追いつかない身体があって、悩んだり頭の中、心の中ぐるぐる廻ってるミヤジがいる。大地のシンフォニーでも、
本当の自分の場所っていったい何処にあるんだろう?
と唄ってますが、魂が飛び回ってるので、なかなかその場所に(身体に)戻ってこない、来れない状態も想定されまして…とにかく出掛けているミヤジ先生ですが、魂に引きづられてる印象でした。これは非常にきついです。頑張っても頑張っても、魂に身体が追いつかないんですから。居場所がないと感じたり、何処に向かえばいいんだろうと悩んだり、考えたりします。
転機は好機の訪れ
そんな中、転機が訪れます。2012年に耳のご病気になってしまいます。これはファンにとっても、ご本人にとっても大変ショッキングな出来事であったとは想いますが、今振り返ると、ジョニー的にはこれは良き方に考えた出来事でもありました。おぉ…やっと身体をゆっくり休ませて”今”を見つめることが出来たのではと。
若い頃から「宮本死ぬんじゃねえか?」と言われるくらい生き急いでいる印象ですが…。病気になる時ってやはり”身体が悲鳴をあげている”状態なんです。己の魂に従いフルスロットルで生きてきた、あれだけ明日に向かって真っ直ぐに走ってたら、そりゃ痩せますし、病気にもなります。
でも、普通の人は、我慢したり、言い訳したりして夢を諦めてしまいますが、ミヤジ先生のように素直に従い、進んでいく人って本当に少ないし凄いと思います。ですが、何せ魂がぶっ飛んでるので追いつくの大変。病は気からと言いますが、身体を酷使しすぎてもいけません。魂と身体のバランスが大事なのです。
こうして、お休みされて”今”に魂が戻ってきて、過去を振り返ったり、自分自身の”今”の現状を受け入れる作業に入れたことは、後々楽曲制作においても良い方向に向かうキッカケになったのではと想っています。
その代表作が「RAINBOW」。歌詞の中で「幸せだった」と過去を振り返ってますが、ぐるぐる廻る世界の中で、ミヤジ先生がふと立ち止まって見えた景色があって、底に沈んでいくような感覚(いまの現状を受け入れたくない)がありつつ、改めて強く自分自身の役割を自覚して、朝日に向かっていくヒーローが見えます。
エレファントカシマシ「RAINBOW」
またこのアルバムでは、「昨日よ」や「TEKUMAKUMAYAKON」など、過去を振り返るという今までにないテイストの曲が入ってます。(明日だ!行こうぜ!行こうぜ!だけじゃない)
TEKUMAKUMAYAKON
帰りたい 帰れないあの頃に
…
「振り返りゃどうだ?」
俺は心に聴いた道端で
愛すべき今日(今日ってところが重要)
それが当たり前の今日でも
…
愛すべき今日の日に
ヤワな俺が顔を出す
シナリオどおり
何処まで行ったら…。
俺は宇宙をこえられねえ。
など、今を愛して、受け入れた。そしてその上で明日に向かっている。それは、以前とは大きな違いだと想うのです。 現在地を知って進む方が、知らないより遥かに夢や希望に向かいやすいかと。魂がミヤジ先生の中に戻ってきて、なんだか落ち着いてるような感じがして、嬉しいというか、強い意志を持った魂を今は、飼いならせてるのかなぁと想ったり。
最近の曲
最近の曲では「風と共に」も凄く俯瞰された印象の曲で、落ち着いてらっしゃるイメージです。
私は今を生きていきたい
特に嬉しかったのは「ベイベー、明日は俺の夢」の一節。
今いる場所がオレの全てだとしても
と今を受け入れている。2006年の「すまねえ魂」では、
今あるこの自分が俺の全てだなんて思ひたくなかった
と唄ってます。(歌詞見てください。魂もさまよってますw)これをストレートに曲に昇華していく力は本当に素晴らしいし、嘘がないから人は感動するんです。
今、ミヤジ先生は「今」を受け入れて「明日」を唄っている。地に足がついて、魂と一緒にミヤジ先生が見える景色もきっと変わっているはず。ホラ、だって見てください。お客さん、一杯!エビバデもいい顔。今を受け入れるって素晴らしいですよね。だって我々は今に生きているんですから。
上手く纏められたか不安だし、半分意味のわからない話だったかも…すみません。ジョニーは鹿児島のライヴで歓声の中にみえた「東京ドーム」の情景を今も信じて、勝手に応援してますが、今までその感覚が違ったことは一度もないので大丈夫です。第3回のエレコラ終わりです。ジョニーの感覚的お話にお付き合い頂き、本当に有難うございます。
Johnny
さぁ、そんなわけで22時からNHKBSプレミアムで宇宙初O.A.エレファントカシマし「今を歌え」お聴き逃しなく!!