どーも、鬼畜エレファントカシマシファンのJohnnyです。
昨日は、宮本浩次初のソロコンサート「縦横無尽」でした!チケット取れたので行ってきました。帰ってアイカーブ配信も見てヘトヘトですが、想ったことをいつもの通り上から目線でお送りいたします。
圧倒的なプロ集団
下から読んだら違うからな
— キタダマキ (@ktdmaki) 2021年6月12日
何だコイツら!?半端ねぇぜ!コンサートが終わった後、わたくしは打ちひしがれていた…わたくしほど、地面だけを見て歩いていた客はいなかったであろう。終わった後の圧倒的威圧感。前方ブロックスピーカー前だったので、まーじーでーハンパないサウンド!
今まで感じたこともないような、音圧と技巧。JAPAN JAMの時も、もちろん感じたのですが、ここはやはりホール。響と鳴りが全く違う。歩きながら「タケシ…ヤベェな。アイツやべぇ…」って呟きながら帰りましたよ。戦地で負けた兵隊のように、足を負傷した戦士のように、ヘットへトの中帰路に着いたわけです。タケシコバヤシの空間サウンド作りと、安心感とピアノの演奏の素晴らしさ。百戦錬磨くぐり抜けてきたあの余裕。無駄に体デカイわけじゃねぇ…マジでカッケェ…何だあの大人な感じ。腹立つ(褒めてる)
キタダマキ様、言わずもがな。もう全部がヤベかった!もともと大好きなんで。ベースが心臓にズンズンくる感じ。とりあえずミヤジ、いますぐキタダ”さん”呼びしてくれ。キタダ連呼やめてくれ。「きみに会いたい」のベース聴いただろ?カッコよすぎだろ。チャーミングな一面ありだって?なにそれ、もっとくわしく頼みます!
玉田さん。もう異次元。どうやってあんなパワフルな音が出るんですかー?カミサマーホトケサマー!すっげい来てほしい時に音くるじゃん!何だよーむちゃくちゃ格好いいよープロだよーわけわかんねぇよー(缶蹴り開始)
名越さん、ギタリストだろ?何でエレキを弓で弾いてんだよ。誰か教えてあげてよ。弓で弾くもんじゃないんだよ。面白過ぎんだろ宇宙だな。もう宇宙。名越さんは、ミヤジと演る時、少しだけ、色を出してくるんですよ。名越さんなりの主張があるというか…それが凄く好きです。さすが、ギター名人。まさに、縦横無尽。
そして、児玉さんの演出ね。もうプロ。当たり前なんだけど、初めて化粧したミヤジのコンサートを見た感じです。これがプロか…と。今まで、ミヤジはエレカシの無骨さに甘えてただけなんじゃねぇか?っていう。「ガストロンジャー」の映像とかめっちゃ格好良かったし、「P.S.I love you」のあの格子状の演出もとても良かった。あの空間で、最大限に出来ることをして頂いたと想う。ずっと見たかったのは、こうゆう演出だよなって。
ああ、どれだけ文字にしても足りないバックバンドと演出の圧倒的プロ感。本当に凄まじかった。
正直、ここまで唄えるとは想っていなかった
これ、ファンとは思しき発言なんですが、スミマセン。おじさんのこと舐めてました本当に。このコンサートにかける気迫はハンパないとは想っていましたが、多種多様なさまざまな歌を、この最強メンバーの演奏に、果たしてどこまで答えることができるのだろうか?という気持ちがあり。また、色々あって繊細な時期だったのでどうだろう?と。でも、見事に歌い上げていましたね。「旅に出ようぜbaby」とか、「Fight! Fight! Fight!」とかも聴きたかったですけど。それは仕方ないですかね。
宮本浩次がプロっぽいっていうか。シンプルに歌ってシンプルに届ける。途中「shining」で心折れるんじゃないか気力持つかな?っていうシーンがありましたけど、白スーツに着替えて見事に切り替えましたね。 本当に素晴らしい歌唱でした。楽曲ごとの感想とかはアイカーブ配信期間が終わったら、またブログ描きたいです。
あと、エレカシの楽曲もありましたが、圧倒的な演奏力やアレンジで、もう違う息吹を得た曲になってました。タケシコバヤシって、とにかく「名曲感」が出るアレンジが凄くて…楽曲に合った上等な服を着たエレカシの曲が会場に轟いていました。エレカシなんだけど、エレカシじゃない。
いや、ここまでスゲェ演奏されるともう凹みますよ。エレカシファンとしては。エレカシである意味を考えましたね。4曲ともめちゃくちゃ良かったですし。ミヤジの声もとても伸びやかで、歌いやすそうでしたし。ああ、ミヤジがエレカシでやりたかったのは、本当はこうゆうことなんだよな。そうだよなぁ…と感じながら見ていた。うーん。
ミヤジが演りたかったことこれだよな…本当に?
ここからは、ちょっとどうなんだろう?って感想になっちゃいます。あんまり良いことは書きませんので、賛否あるかもです。本当に素晴らしいメンバーで、最高の演出でこのコロナ禍の中、素晴らしい空間を作って頂いていたし、それを生で見れたこと本当に感謝しています。本当に。スタッフさんとか、メンバー、ミヤジの苦労や努力を想うと感謝しかない。でも…
「縦横無尽」というタイトルに相応しく、目まぐるしい展開でした。ただ、ミヤジがついていくのが必死な感じがしたんですよね。自分だけかもしれませんが。もちろん一見ちゃんと歌えてるし、素晴らしい歌唱だったんですけど何かが違う。切迫詰まってるというか、必死なんですよ。アイカーブ見て感じたのは、楽曲と演奏と演出に宮本浩次がボッコボコにされているというか…プロの洗礼を受けてる感じなんですよね。
言い方悪いかもしんないですけど、わかりやすく例えると「わんこそば100杯必死に食べてる感じ」というか…次から次に、容赦無く演奏が始まりシンプルに唄う。表現する。っていう感じで、何か違う感じです。引っ張られてるというか…わかってもらえるかなぁ。「はい!今からはプロの音楽の時間です!どうぞ!」みたいな感じ。これがやりたかったのか?
そして、毎回ツアーでこれをやるとなると身が持たんぜ?おっさんっていう。もう55歳ですし。体力が持たないと想います。もう少し余白が必要というか。弾き語りコーナーなり、ミヤジのペースでやれる時間がないとキツイんじゃないかって。余計なお世話ですけど。本当よく最後まで歌えたなぁって印象になっちゃうんですよね、どうしても。
サッカーが下手でも遊びで最後まで付き合ってくれる友達は居ない
極端な例え話ですけど、子供の頃って、近所の友達と、サッカーとか、野球とかするじゃないですか?それって、時間があって、一緒に遊ぶことが楽しくて、日が暮れるまでずっと最後まで、練習付き合ってくれたり、遊びに付き合ってくれたり、そうゆう友達との中でやってる遊びって凄く楽しいじゃないですか?
で、いざサッカーとか、野球を本格的にやろうとして、ユースのチームに入った途端、周りの奴らはプロ目指してる集団で、遊びでやってないし、プロとして時間区切って、ハイ!プロの時間です。下手な人は置いていきます。練習には付き合いません。下手なのは自分の責任です。練習してくださいっていう。練習するなら個人でどうぞ、プロですからねってなりますよね。
エレカシが、友達の集団なら、そうゆう楽しさはあったと想うんですよね。でも、プロの中に入ると、甘えられない。プライベートで何があったって、全員が全員合わせてはくれない。プロだから。当たり前なんですけど。そんな中、完璧にプレイすることを求められる集団で、ついていくの大変じゃないですか?でも甘えられないし。それが普通なんですけど。じゃあ、果たして、オレたちはプロっぽい宮本浩次が見たかったのか…そこは非常に疑問なんですよね。
解き放て、我らが新時代
宮本浩次のほっとけなさって天性のものがあると想うんですよ。だから、周りに助けてくれる人がいっぱいいると想うんですよね。オレは、必死でプロ集団にくらいつき、ほぼ命懸けでコンサートしてるミヤジ見て、あれ?この光景どっかで見たな?どこだっけ…ああ、そうだ。エレカシの2017年のツアーの最後の方だ。ソロになる前のエレカシ。本人が「無理してた」って後々告白した時のあの感じと今と同じに見えるんですよ。自由そうに見えて自由じゃねぇっていう。あれ、オレたちが見たかったのは、ソロになって自由に羽ばたいてるミヤジじゃなかったけかな?って。
楽しそうにはしゃいで音楽を楽しんで、みんながそれを見て元気もらえるっていう。どこか抜けてたり、お茶目だったりっていうミヤジが見たかったような。それを本人も望んでいたような。今どうなんだろう。
オレの目では、もう終始必死に見えたんですよね。歌い上げることに精一杯っていうか。他の人の見方では違うかもしれませんが、最後ライブ終わって笑った時の感じが終わってほっとした感じっていうか。わかんないですけど。体力の心配したり、ハラハラしたファンも少なからず居らっしゃったみたいで。もう、プロ集団の中に放り出されたミヤジって感じがしたんですよね。
ソロコンですから仕方ないですかね。でも、オレは少なくとも「完璧なものが見たいんじゃないんだよなミヤジ」っていうことを言いたいです。どうせなら、エレカシよりも楽しそうに自由にしてくれよっていう。エレカシは無骨で、クールで格好いいのが売りならば、ソロの宮本浩次は、「sha・la・la・la」のMVのように「陽気で変なおじさん」でいてくれよっていう。
「sha・la・la・la」とか、「passion」とか、ソロ宮本浩次の真骨頂じゃん。もっと伸び伸びやって欲しいっす。見てて苦しくなるのはエレカシで十分なんで。同じことするならエレカシでいいじゃんっていう。道化師でも楽しそうで陽気なミヤジが見たい。遊びがないの悲しい。エレカシで出来なかったこと…もっと一緒に遊びたいぜおじさん。
今んとこ宮本浩次の1番の成功例は「あさイチ」や「シューイチ」の生放送じゃないですかね。あれ、めちゃくちゃ面白かったし、らしかったよね。あの感じ昨日はなかったなぁ。頭で、これ言ったらダメとか、いいとかもう考えるのやめて欲しいです。全部さらけ出せばいいのにこの際っていう。いつまでカッコつけるんだろうか、エレカシで「24時間365日、エレファントカシマシの宮本浩次で居るのが苦しかった」って言ってたのに、また同じこと繰り返してねぇか?おじさんよ。
最強メンバーで命懸けのコンサート必見
エレカシの今までとか、全く知らずに見ていたら、本当に本当に素晴らしいライブだったと想います「ハレルヤ」とか、「sha・la・la・la」とか「passion」も「P.S.I love you」も本当に盛り上がったし!とにかく、圧倒的なプロ感っていうか。ある意味、めちゃくちゃ貴重なライブになるかもしれない!演奏スンバラしいです!めちゃくちゃ感動しました!ただ、もっとおじさんと一緒に遊びたかったぜ!っていう、いちファンの意見っていうか、いつもの戯言苦言です。
もっと楽しんで、もっとラフに、人生を謳歌してほしい。ソロになったのに、まだ何かに縛られてるおじさん。いまいち、振り切れない感じ、もう抜け出して欲しい。
でも、どの楽曲も本当に本当に素晴らしかったです。ぜひ、宮本浩次の進化の過程を目に焼き付けて欲しい!最後まで応援したい!応援させてくれ!一緒に人生を楽しもうぜ!全てはイッツオーケーだろー!!配信チケットまだ買えます!
Johnny
P.S.
アンコールで新曲をやるってなかなかないと想うんですよね今まで。どうしても、伝えたい想いがあったんじゃないかなって。「マボロシ」とか「風」みたいな雰囲気です。あと、「歩いてゆく」みたいな。とにかく、切なくて清らかな曲でした。スーって胸に染み込んでいくような。あの時、初めてミヤジらしかったです。