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宮本浩次のテンポリズム。

宮本浩次
画像出典:Amazon
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どーも、お久しぶりです!Johnnyです。

みなさん、お元気ですか?エレコラ5億年くらい放置してましたスミマセン。人生山あり谷あり!今年に入ってからかなり忙しく、ブログどころではなくなりました…が!

ソロをやり出してからというもの、多種多様な才能の持ち主の方々が宮本浩次のバックで音を鳴らす機会が増え、これは音フェチのわたくしにとって、非常に喜ばしい体験であり、ある程度エビデンスが溜まったところで、気になってたことを文章にしたいと想っていました。ソロ3年目ということで、そろそろと重い腰を上げた次第です。(こちら、エレカシファン歴5年目に突入したチンピラのブログです。)

宮本浩次のテンポリズム

ミヤジのバックバンド。

そもそも、エレファントカシマシのファンになったのは、ミヤジの素晴らしい倍音の歌声によるものでありますが、オレはエレカシのバンドの生音も大好物です。エレカシの生のサウンドは、CDでは解らない独特のうねりや熱量があり、歌声と合わさると、打ち消しあう時もあれば、何十倍にも膨れ上がることもあり、いわばエレカシコンサートとは、そのドキュメンタリーや、瞬間の空気感を楽しみに行っているところもあるのです。(その日のG.Vo.のご機嫌がまずツイートされる特殊なバンド)

ソロ以前に耳にしていた、宮本浩次の歌声が乗る音源でのサウンドとしては、エレカシメンバーによるもの(或いは、打ち込み)しか耳にしたことが無く、バックバンドが変わるということはとても新鮮な出来事でした。一番最初に、宮本浩次ソロとしてのサウンドを聴いたのは、2019年のRIJFでの、MYJJ(仮)だったと想います。

その時は、あまりにエレカシとサウンドが違ったため、正直戸惑いましたし、エレカシの音に慣れているせいか、受け入れがたい部分も有りました。しかし、熱量としてのサウンドは並々ならぬものがあり、後々振り返ると、あれは半端ねぇソロの始まりを耳にしたのかと…伝説的なライヴでした。


「宮本、独歩。」ライヴ盤に収録。(公式動画)

特に気になるのがドラム。

そう、これなんですよ。気になるんです!ドラムが(笑)トミさんの時は、熱量的なとこで気になったことは無かった(タイミングずれても)のですが、色々な方がドラムを叩くことにより、こんなにドラムを叩く人で違うのかと度肝を抜かれたのです。特に、熱量的な部分で。

ミヤジの後ろで叩く人との熱量の違いが、露呈するんですよ。毎回。というか、宮本浩次という歌手があまりにも”特殊”であることが露呈したという方が正しいのかもしれません。通常、ドラムやベースのリズムに合わせ、ヴォーカルがその上に乗ることが多いのですが、エレカシの場合、ミヤジがリズムなんで、ミヤジの体内テンポに合わせることが多いんですよね。

ただ、一般的なスタジオミュージシャンだったり、ドラマーの方はボーカルというより、曲に合わせる人が多いので、ミヤジとドラマーのテンポのズレが非常に気になる。淡々と曲に合わせて叩くドラマーだと、ミヤジがためて歌ったりする時に、空中分解するというか、違和感があります。(スカパラさんとかは全員同じ熱量だからマジで違和感ない!) では、どちらに合わせるのが正解なのでしょうか?

歌に合わせる?曲に合わせる?

日比谷野音2021ダイジェスト(公式動画)

これは禅問答でありますが…エレカシなら「歌に合わせる」で間違いないと想います。宮本浩次=エレカシみたいなところがあるからです。そして、エレカシのバンドサウンドが一番宮本浩次に合わせることが出来る(歴33年)。ただ、ソロになると話が違ってくる気がしています。宮本浩次のソロの曲は、ジャンルがロックというより大衆的で、J-POP。曲によっては明確な表情があるからです。

初めて聴いた人がわかり易いサウンドであり、歌詞であり、ジャンルがある。そして、宮本浩次の歌声で際立つ個性がある。その色をライヴで表現する時、ドラマーさんが、歌に合わせる人なのか、曲に合わせる人なのかで、曲の表情が変わります。ただ、曲を主体として考えた時に、宮本浩次の歌よりも、曲自体の表情に合わせて表現を変える方が合っている気がします

しかし、宮本浩次が以前、「カラオケは沢山音があって歌いにくい」と言っていました。それは、サウンドの聴き取りにくさもありなんですが、リズムに熱量が無いところも、無きにしも非ずなんだと想うのです。聴いてるこちらが毎回ドキドキする、いわば「ジェットコースターのやうな宮本浩次のパフォーマンス」は、そのドキドキがいい方向に行くか、行かないかが、その日によって違い、とても面白いので、オケや、曲に合わせるドラマーさんだと相乗効果が生まれにくい気もしています。

ミヤジが合わせるなんて没個性。

本来なら、どんな奏者にも合わせるのがプロの歌手。しかーし!ミヤジが誰かに合わせ出した日には、それはそれはつまらないものになる気がしています。多分、宮本浩次って色んな人に合わせることは出来ると想うんです。彼がずっと小さい頃にやっていた合唱なんかは特に、みんなと呼吸を合わせて、はみ出さないように、協調性をもって行うものですから。

しかし、あえてというか、ミヤジは曲を上手く纏めることより、「届けたい想いが先行している」からこそ、宮本的テンポ・リズムがあるんだと想うんです。上手に歌うのではなく、想いを乗せて魂で歌う。それと同じ感覚で、宮本浩次のバックで演奏できる奏者は非常に少ないと感じています。

だからこそ、これから色々な奏者と共演して、熱量の高い最強の相性の奏者と巡り逢って欲しいとも想いますし、定石を迷わずぶち壊して、ジェットコースターのやうに引き摺り回して突き抜けて欲しいとも想います。ミヤジなら何やっても大丈夫だと想う。

宮本浩次という存在が音楽なのですから。

そして、ミヤジのバックで33年も一緒にやってきたエレカシメンバー改めてスゲェと想う!曲を生かし、ミヤジの中に流れている音楽を生かしてもらえるように、中間的や着地点を見定めながら、沢山の人の力を借りて、才能を解き放って欲しいです。さまざまな奏者との科学反応や爆破をなお期待し、ファンとして楽しみながら、これからもソロ活動を見守っていきたいと想います。

Johnny

 

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P.S.

ミヤジ働きすぎ(笑)

 

 

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ジョニーの小言
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