この投稿をInstagramで見る
どーも、鬼畜エレファントカシマシファンのJohnnyです
そうですね、散々今まで放置プレイだったので、これはただことじゃない何かが起こっているんだろうと想っていました。天変地異かな?いやあ、そう言えば今、前代未聞の世界情勢であり、そりゃあ、宮本浩次も毎日インスタ更新するわって改めて振り返ると納得です(笑)しっかし、Twitterでも書きましたが、最初は写真集の宣伝?かと想いました。しかし、お気に入りのものや、全身写真をUPしてるが故、ああ、宮本浩次ファッションウィークなのかと言い聴かせ静観。そうしてるうちに、想い出話からグッツ紹介になり、宣伝?と想いきや、最終的に、家にこんなのあったよ!お茶飲む?文字が書ける新しいアプリ使って遊んでみたよ?面白いね!と、散々距離を詰められた後に、でも、今日でお別れなんだ…また会おう……って、え?突然の別れ?…おい、嘘だろ?嘘だと言ってくれ!
だって、オレたち付き合ってたぢゃあないか?って、錯覚させるくらいの親近感で、非常に楽しませてもらいました。創意工夫があって、面白かったー。そもそも、宮本浩次はインスタグラムを、自分個人で発信する場所が欲しいということで始めたわけで、そこには、おそらく事務所の意図とかはないんじゃないかと想ってます。それは、宣伝が必要な時でさえ、全くインスタでは宣伝しなかったり、コンサート後も、特に何にもアクションがなかったこともあった。そして、ほぼほぼ3ヶ月ごとの更新で、放置プレイという常習性からも伺えます(やる気ねぇだろ)でも、今回は何と19日連続更新という最多記録を更新し、ますます世紀末を感じざるを得ません。
宮本、本当に何があったのか言ってくれ
でも、今回の連続更新で見えてきた、人となりというか、やっぱりオレこの人大好きだなあって想った点を挙げますね。コロナウイルスによる自粛期間で、みんなが今、大変な時で、宮本浩次自身も初の全国ツアーが全部中止に追い込まれました。しかし、それに関してほとんど言及しなかったことです。そして、正式に中止になる前に、インスタ更新を初めてくれて、正式中止の発表の時は、とても前向きな直筆文を載せてくれ、明るい表情も見せてくれました。これは、本当に”らしく”ていいなって想いました。そのあとは、エレカシでの想い出深い30周年の話をしてくれたり、思い入れのある衣装の話。そこから、昔から交流のあるN.Hollywoodのデザイナーの尾花大輔さんの話をしてくれて、そこで、尾花さんから、原稿用紙に書かれたお返事が、インスタグラム上に届くという、なんとも感動的なやりとりがありました。
この投稿をInstagramで見る
というか、個人的にここが一番好きなシーンだったなって想います。ここからは本当に、本当に、個人的なオレ的見解というか、オレの意見なんですけど。今回のコロナ騒動で、実際あるべきライブだったものを無料でライブ配信とかされてる方がいたり、うたつなぎとかされてる方もいたんですけど、オレはその行為自体はいいこととは想うのですが、商業的観点で見るとあまり褒められたことじゃないと想っています。無料っていうのは結局、経済が回らないじゃないですか?こんな大変な時に金か?って言われるかもしれないんですが、経済も人が生きていく上で大事なことです。
例えば、たくさんの飲食店や商店がある街で、たったひとつの商店が、今は大変な時だからって無料で何かを提供するじゃないですか?そしたら、たくさんの人がそこに流れますよね。で、他の商店はどうするかというと、無料で店を開けるか、廃業するかの選択肢になってしまいます。そして、開けなかった店は「あの店は無料で開けてくれたのに、お前の店は開けないのか?」と言う話になります。
良かれと想って無料でしたことが、周りの商品の価値を下げることになるのです。特に今回は、震災の時のように、食べ物がなくて困ってるわけじゃなく、商売できないこと自体が問題となっているわけで、そこでひとつの店だけが、お店を開けてしまったら?これは、やったもん勝ちみたいなところがあるわけです。みんなが大変な時だから、全部無料でっていうのはおかしな話だし、それを繋いでいくっていうやり方もあまり好きじゃないですね。強要してるみたいで。(本人にそのつもりがなかったとしても、バトンを繋げなかったら言われるのは繋げた人じゃなくて繋げなかった人。)
いいことだとは想うのですが、個人的にすごく引っかかるんです。そうゆうことを言うと、みんなのために音楽を届けてくれている人を否定するのか?って言われそうですけど、そうではなくて、その音楽自体の価値を下げてるのは誰か?と、オレは問いたくなります。過去のものを無料放送するとかは全然ありだと想います(そこに一度利益がちゃんと発生しているので。)ただ、これから生み出す新しい音楽や、コンサートに関してはちゃんと対価をもらうべきだし、それで経済を回したり、例えば、その対価を医療支援に役立てたりするほうがよっぽどいいかなって想います。あくまでも、オレは。
タイガーマスク運動を想い出した。
そのオレの考えの上で、今回の宮本浩次インスタ強化週間を分析すると、すごく好きなんです。まず、宮本浩次に答えた、N.Hollywoodの尾花大輔さん。これは、宮本浩次が強要したわけでもなく、純粋に宮本浩次が尾花さんに一方的に感謝したことに、尾花さんが自然に感謝を返した。この現象は、数年前に流行ったタイガーマスク運動だなって想ったんですよね。別に何か寄付してるわけでもないですが、それに賛同した人が、自然に善意を返す、もしくは行うっていう。
そうやって、感謝の気持ちや善意って、呼び掛けなくても、強要しなくても、個人でやれば、自然と広がっていくものなのかもしれません。宮本浩次ひとりが、宮本浩次の昔からの恩人に感謝しただけのことが、結局ファンの購買にも繋がり、今大変なアパレルブランドの経済を回すことに繋がってるかも知れません。そこまで、宮本浩次が考えてるか考えてないかはさておいて。
そして、今回「うた動画」を配信しなかったじゃないですか?そこにもちゃんと意味があると想っていて。前回の「うた動画」は、「宮本、独歩。」の宣伝の意味があって(本人もしっかり宣伝って言ってる)やっていたから、ちゃんと「うた動画」が価値あるものに、価値を見出す行為になっているわけで、ここで、何もないのに「うた動画」を配信するのはちょっと違うかな?(うたの価値が下がるので)って想ってました。
もちろん、「うた動画」を配信したら、ファンは喜ぶに決まってるし、元気付けるには手っ取り早い。でも、そこに生産性はないし、オレたちが宮本浩次にお返しできることがないじゃないですか?これでは、アーティストとファンという立場が、成立しないしかな?って想います。だって、彼らはそれを「仕事」としてやってるわけで。医療従事者も、無料ではやってない。みんなお金もらって「仕事」としてちゃんと行ってるわけで。ボランティアが成立する場合と、そうじゃない時がありますよね。今回は、成立するべきではない場合だと想います。宮本浩次が無料で何かををしたら、みんなしなきゃならなくなる。(無料でしてる人もいますけど)
今回のインスタグラム更新は、ファンのためにやってくれていたところもあるかと想いますが、今までの、エレカシの歴史を辿っても、そんなにファンを想って何かをするスタンスをとっていた人とは想えないんで(まぁ、そこがいいんですけど)、今回は宮本浩次が出来る最低限のところで、本当に各方面に気を使って頂けたなって想ってます。これからも、宮本ファーストでいて欲しいです。オレはそれを、離れたところからずっと見ていたいなって想います。インスタ更新はてきとうでいいです。 先生、なんにしろ更新ありがとう。また、宮本浩次を好きになれました。本当にありがとうございました。
Johnny
P.S.
自粛期間中に改めて「宮本、独歩。」聴いてて、この作品をいいタイミングこの世に産み落としてくれてよかったなーって想います。まだの方、是非!!