第二幕 オペラ座からロックへ
第二幕の始まりを告げるチャイムと共にピアノが鳴り響く。同時に真っ赤な緞帳が挙げられ、まるでオペラ座のような空間が広がるステージへ。ここからの歌オバケの追い上げ半端ない。Yシャツは「秋の日に」のアー写のグレーのもので、ジャケットはベルベットの特注スーツ?Nハリかな?光でボタンやポケットの淵もグレーに見えるというこだわりはさすが。とても似合っている。
第二幕の始まりはどんな時もステージに全力を捧げる女性が浮かぶ曲。
喝采
この楽曲の女性像は、「エレファントカシマシの宮本浩次」が同時に浮かんで切なくなる。どんな時もエレファントカシマシのロック屋として強く表現してきた主人公とこの楽曲が見事に重なった。宮本浩次史上、最高級Aランクのカバー。エレカシでの表現は、悲しみや孤独が強く格好いいイメージ。今回は切なく儚いイメージが浮かんだ。
二人でお酒を
切ない曲なのに僅かな希望が見える曲。歌唱が本当に伸びやかで素晴らしかった。ギターアレンジが最初からとても好きだったので、ギターで弾き語ってみたいがとても難しくて断念した。別れてもいつの日かまた会ってお酒でも飲みたい。
翳りゆく部屋
エレカシで歌う時よりやや柔らかい印象。大人なコンサートがしたかったというだけあり、最後の絶叫部分は絶叫しなかった。エレカシの時は絶対ぶっ壊れるくらい絶叫するのに。初めてカバー曲としてCD化されたのがこの「翳りゆく部屋」で、ミヤジは何かと弾き語りをしていたとのこと。それだけあって、絶対的な安定感のあるカバー。バンドの音も重厚感があってロックで格好良かった!
愛の戯れ
ジメジメしてないんですよ。不思議と爽やか。恋の終わりの曲なのにいやらしさがないというか。ドロドロしてないんですよね。どういうことなんだろう?って考えたんですど、結局、恋の終わりでもこの主人公は貴方を想っているんですよねひとりで。そこにシンパシーを感じてるんだなって想いました。この曲の表現は凄まじかった。というか男性が歌うことで逆に深みが出てていて驚いた。一途な女性が好きなんですねミヤジは。好きな子におじさん構文とか送ってそうだな…絶対見たくない(笑)
異邦人
わちゃわちゃしてない異邦人。これまた最後は珍しく絶唱せずに抑えて歌う。シックな異邦人とでも言いましょうか。最後に自らの指を4本食べてたから糖質制限しすぎて多分おにぎりと間違えたんだと想う。
ロマンス
席を立たないで〜でお客さん総立ちになったのめちゃくちゃ笑った(笑)相変わらず盛り上がるロックなロマンス。この辺からロック屋パフォーマーミヤジ降臨してきた。というか、逆にここまでお客さんそっちのけで「俺の歌聴いて!」のみで来たの凄い。ミヤジの歌や演奏に酔いしれて、時間の経つのも忘れていた。最高の瞬間。
DESIRE -情熱-
問題の中森明菜さんパートだが、最初のGet Upから全力投球で来たんでおおおそう来たか!と。さすが、情熱が似合う男!握り拳あげて星のかけら掴んで顔芸もあった。そして、シャツを引きちぎり情熱が刻まれるどころかのダダ漏れ(笑)宮本浩次らしい!予想に反してめちゃくちゃ良かった。まさかのロマンスより盛り上がるとは想わなかった。
飾りじゃないのよ 涙は
このパートが私的に一番好きだった。面白かったという意味で。ELEVENPLAYのお二人が出てきたんですよ。キレッキレのダンス踊って下さって、その時点で何だろ?いつもと違う感で一瞬会場が固まった(笑)これマジで。そして、お二人がカッターシャツにスーツで、ミヤジと同じくらいの背丈で、しかもミヤジも動き回るから、もうミヤジが3人いるみたいになって「どれがミヤジ?」ってひとりで笑ってしまった。その後、もちろん他のお客さんはノリノリだったんだけど。
いやあ、オレだったらこのコンサートで踊るの死ぬほど緊張すると想う。だって宮本浩次のコンサートで、ダンサーとか今までやったら有り得んやったやろ?有り難かった!お尻ぺんぺん歌唱もあって会場のボルテージがかなり上がって、歓声が漏れ出してたぐらい。クールで距離を置く歌唱というより全力で来たね!すごく良かった。
今日はここまで、続きはまた後日。
パート②出来ました!!↓↓
P.S.
アイカーブがな、な、なんと延長になりました!まだ見てない方は最新のオレのミヤジ、是非見てね!
Johnny
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